イギリス留学、マンチェスター大学の卒業生、土橋さんのインタビュー

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土橋さんのインタビュー

社会開発分野で貢献できる道を選んだ。

どのような仕事をされていますか?

現在は国際協力銀行(JBIC)に勤務しております。JBICは、@わが国の輸出入もしくは海外における経済活動の促進または国際金融秩序の安定に寄与するための貸付け等、ならびにA開発途上にある海外の地域の経済および社会の開発または経済の安定に寄与するための貸付け等、を行っている政府機関です。後者はODAローンと呼ばれ、主に発展途上国の経済発展のための社会インフラ基盤の整備などに対して資金的な支援を行うもので、発展途上国の主体性に基づいて実施されています。そのローンは低利かつ返済期間が長期間となっており、譲許性の高い貸出となっています。
現在、私はその中で国際協力銀行におけるODAローン実施のための 技術的な後方支援を行う開発セクター部に所属しており、その中で社会開発班という まさに社会開発を側面から支援する業務を担当しております。


今の仕事に就こうと思われた動機は?

私は大学卒業後、民間の都市銀行に就職しましたが、学生時代からの夢であった国際協力・開発援助の世界(業界)が諦めきれませんでした。そこで一念発起し、手始めに青年海外協力隊に応募し、村落開発普及員としてフィジーに派遣され、通常2年間の派遣を1年延長し、3年間活動しました。帰国後にはさらなるキャリアアップのためにJETROアジア経済研究所開発スクールで国内研修を受け、2年目の研修として、英国マンチェスター大学IDPM修士課程(社会政策・社会開発専攻)に留学をしました。留学後の就職先として、国際協力・開発援助に関係する機関・団体を希望していたところ、縁があってJBICでお世話になることになりました。ですから、「これ」という動機というよりは、国際協力・開発援助への強い思いを持ち続けてきたことが、現在の仕事につながりました。


どのような就職活動をされましたか?

就職活動は英国留学中に行いました。就職に関する情報はインターネット、アジア経済研究所開発スクール事務局、広く張り巡らせていた友人・知人との人的ネットワーク、等々から得ました。この国際協力・開発援助の業界は非常に狭き門ということもあり、手当たり次第に応募をしました。その中でも、非常に魅力的であったのが国際協力銀行と国際協力事業団(JICA:現国際協力機構)でした。結局は有償協力(=JBIC)と無償協力(=JICA)のどちらを自分がやりたいのか、というところが一番の問題となりました。留学中だったこともあり、周囲の途上国から来ている友人たちにも意見を聞いたところ、人によって意見は一律ではありませんでした。要は、有償協力と無償協力は段階的にどのような協力をしていくべきか、という問題であり、それぞれの役割がある、という結論に達しました。その中で、自分が専門とする社会開発に関して、JICAよりもJBICのほうでより自分が貢献できる部分が多いのではないかと思い、最終的にJBICに決めました。


今でも続く教授との交流。世界に広がる同級生とのネットワーク。

留学先コースでの、印象に残っている先生、授業について教えてください。

留学先として数校からOfferをもらったのですが、マンチェスター大学を留学先に決めた一番大きい要因になったのがDavid Hulme教授の存在でした。というのは、同教授は農村開発、NGO、マイクロファイナンスで世界的な業績を残しているだけではなく、私が最も興味を持っていた大洋州(Hulme教授はPNG、私はフィジー)をオリジナルのバックグランドとしていたためでした。留学前からコンタクトしていたこともあり、留学中にも超多忙なスケジュールの中、いろいろと面倒を見ていただくことが出来、今でも交流が続いています。
その他では、コースダイレクターのUma Kothari先生、修士論文の指導教官のRichard Bond先生、経済学部の教授で授業以外でも学生の面倒見が良かったDavid Colman教授、教育学部の先生で聴講していただけにもかかわらず心広く受け入れてくれたRaff Carmen先生、偶然ながら名前が私と酷似している応用社会学部のDobash教授夫妻、などが特に印象に残っている先生で、今もメール等での交流が続いております。30歳を越え、社会経験を経ての留学でよかったのは、このような形で人間関係を教授陣と築くことが可能だという点でした。


イギリスで学んだこと、経験したことで、今につながっているなと思うことはどんなことですか?

イギリスの本当の姿を見たことは、よい勉強になりました。イギリスという国・文化といったものが日本人が抱くようなイメージにとどまらないこと、学ぶことができる多くの文化・風習をもっていることを知ることが出来ました。留学は、自分の中にある「ステレオタイプ」的な物事の価値観を転換するのに非常に役立ちました。
また、IDPMでは世界各国から留学生が集まってくることもあり、世界中の人と友人関係を気づくことができるというのも大きな魅力でした。実際に、現在の仕事上でもそのときの友人と出張先や赴任先で会うこともあります。また国によってはマンチェスター大学出身者が実力者となっている国もあると聞きます。
30歳を越えてからの留学というタイミングは、人生の時期としてはよい時期を選んだと思います。留学時代に学んだことから、現在の業務に直接関係するようなことで討論することが出来ますし、それ以上の発展が望めると思っています。


留学の先を描いて。


キャリアアップを視野に入れてイギリス大学・大学院留学を目指す方に、アドバイスをお願いいたします。

留学は学位をくれますが、それ以上のことは自分次第です。それ以上のことを求めようとすることに、自分自身のそれまでの生き方も反映されると思います。自ら真理を追究していける人はどこまでも追究できますし、そうではない人は何も得ることが出来ないと思います。
また、将来的なビジョンをきちんと持っておくことも重要です。大学院を出ることだけが留学の目的ではありません。自分の将来的な目標に向かうためのステップとして留学を位置づけ、そこから出発することがより重要だと思います。さらにいえば、アンテナはたくさん張っておくこと。私も多くの方々にアドバイスをいただき、非常に支えられました。それなしでは留学期間を充実させることは出来なかったと思いますし、現在の就職もありえなかったと思っています。これから留学される皆様のご健闘をお祈りいたします。


土橋 喜人 Yoshito Dobashi
1968年生まれ。国際基督教大学(ICU)卒。三和銀行での勤務を経て青年海外協力隊の村落開発普及員として3年間をフィジーで過ごす。JETROアジア経済研究所開発スクール、マンチェスター大学IDPMでの修士課程を修了後、国際協力銀行(JBIC)入行。現在は、円借款事業の技術的・専門的な側面支援を行う開発セクター部に所属し、同部の社会開発班にて円借款事業への社会開発の視点からの業務支援を担当。

 

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